ワクチンが完成した事で暴落する銘柄について

アメリカのファイザー/バイオンテックが共同で開発しているワクチンが90%以上の効果があるとして、先日株価が高騰しています。

www.bloomberg.co.jp

 

11月第三週に米食品医薬品局(FDA)にこれまでのデータをまとめて提出し、そこから2週間程度で結果が出るとされています。

 

さて、ワクチンが完成すれば今のように家にこもった生活から解放され、外に遊びに行けるので航空会社の株やテーマパーク、飲食店などの株が上がると考えられますが、逆に大きく下がる事が予想される銘柄もあります。それは「在宅関連銘柄」と呼ばれているAmazonやZoomです。

 

自宅から出る事ができないので2020年度のAmazonの収益は大きく伸びました。Zoomもオンライン会議がどんどん使われるので、株価は大きく伸びています。

ただし、ワクチンが完成してコロナが終息すればどうでしょうか?Amazonでわざわざ買い物しなくとも自分の足で買い物に出れば良いし、Zoomではなく対面でMTGした方がコミュニケーションしやすいよね、という声は間違いなくあります。

 

先日ファイザーの「90%以上の効果あり」というニュースでZoomの株価は大きく下落しましたが、これはあくまで一時的な下げであり、ワクチンが本格的に完成して広まった際には、予想していたほど業績が伸びず大きく株価が下がる可能性がありますので、この点には注意が必要です。